中学受験の志望校選び。前回の都内男子校編に続き、今回は首都圏女子校編です。女の子の場合、制服がかわいいだとか施設がきれいだとか、教育方針以外のところも重要ですね。
志望校の説明会は必ず行くべきか
もちろん説明会に行くことはベストです。しかし、人気校は予約が取れなかったり、お仕事をされている方はスケジュール調整が難しかったりします。その場合は、無理をせず行ける時に行きましょう!個別に見学ができる学校さんもありますし、校内へ入らなくても生徒の雰囲気や通学環境を知る事はできます。大事なのは、どんな形であれ実際学校まで足を運んでみることです。
説明会に参加してイメージの変わった学校ベスト3
あくまで個人の感想です。学校名を出して怒られないか不安ですが・・・私が説明会に行って、少し印象が変わった学校さんをご紹介します。
埼玉女子最難関「浦和明の星女子中学校」
モットー:Be your best and truest self.(最善のあなたでありなさい。そして最も真実なあなたでありなさい。)
島村校長の「にんじんさん だいこんさん ごぼうさん」のお話は有名。みんな違って良い、ごぼうさんがだいこんさんになろうとする必要はない。これ、個性を大事にするってこととはちょっと違うんですよね。そもそも誰とも比べることはなく、ありのままの自分で良いという深い意味があるんです。日頃から受験という競争の中にいる親御さんたちにとって、ホッするような、じわっと心があたたかくなるようなお話だと思います。
私が校内見学をしている時、たまたま校長先生と生徒さんが談笑されているのをお見かけしました。とても朗らかな雰囲気で、すてきな学校だなと思ったのを良く覚えています。埼玉の学校への通学は全く考えていませんでしたが、現実的に通うことを前提として受験しても良いとさえ思いました。
ちなみに、浦和明の星はカトリックミッションスクールですが、教員のほとんどはキリスト教徒ではないそうです。先生は全員シスターだと勝手に思い込んでいたので(笑)意外でした。校舎も新しくなったので、キレイで快適に学べる環境ですね。
セーラー服がかわいい伝統校「大妻中学校」
校訓:恥を知れ(自分への戒め。人格を高めていく努力を怠ってはならない。)
大妻女子大学の附属校ですが、ほぼ全員が大学受験をして他大学へ進学されるそうです。コロナの時は日本一早くオンライン授業を導入し、対応力と生徒への思いやりで評価を爆上げしたのは記憶に新しいところ。小テストも頻繁に行われるので、塾要らずの面倒見の良さだと聞いています。
説明会でも入試について、各教科細かく解説してくださいます。過去問対策のしやすい学校だと思いました。吹き抜けの校舎が明るくて教室もとてもかわいらしいので、見学は是非していただきたいです。
最近では、田中みな実さんや神田愛花さんが大妻高校出身だと話題になりました。このお二人、メディアでは色々いじられていますが、下調べも欠かさない根本的にまじめで勤勉でしっかり者なところが共通点。社会で活躍する女性、大妻教育の賜物ですね。
英語をしっかり学びたいなら「麹町女子学園」
校訓:聡明・端正(豊かな人生を自らデザインできる自立した女性を育てる。)
たまたま模試の会場となっていたため、何気なく説明会に参加させていただいたのですが、丁寧な教育をされている学校さんだなと感心しました。当時の校長先生は7か国語(だったかな?)を話されるとかで、語学に力を入れている印象。実際、こちらの学校に通われてる知り合いのお嬢さんは、卒業までに英検準1級を取得されました。学校で英検のための対策講座や学期ごとの補講が用意されており、勉強に関して一切不安はなかったそうです。留学のプログラムもたくさん用意されています。
「東洋大学グローバルコース」は、全員が東洋大学への進学を約束されているので安心して学校生活を楽しむことができそうですね。
浦和明の星・大妻・麹町女子の評判は?
ネット界隈では、良いことも悪いこともたくさん書いてあります。それは、その学校さんとの相性もあるので、どの情報が正しくて間違っているのかは軽率に判断するべきではありません。やはり実際気になる学校には自身で足を運び、お子さんに合う学校なのか、お子さんを伸ばしてくれる学校なのかを親御さん自身の目で見極めることが大切です。