偏差値が下がっても中学受験を諦める必要なんてない! – 戦う受験生と母のカンパネラ

偏差値が下がっても中学受験を諦める必要なんてない!

中学受験
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成績に一喜一憂してはならないことは分かっていても、やっぱり偏差値が上がれば嬉しいし、下がればガッカリしてしまうもの。今回は、「夏あんなに頑張ったんだから、絶対に偏差値は上がっているはず!」と期待も膨らむ9月のお話。

6年の夏期講習明けに中学受験撤退を考えるご家庭

私の周りにも何人か居ました。6年の夏休み明けに中受を辞めると言い出したお母さま。夏休み明けの模試で、偏差値がガクンと下がってしまったそうです。辛い夏期講習を乗り越えての模試。成績UPの期待も膨らんでいました。「どうして?」もう泣きたくなるよね。分かります。

夏期講習もがんばったのに何故偏差値が下がるのか

一つ良く言われている理由としては、他塾の上位層の存在です。この時期、成績上位のお子さんは、所属する塾以外の模試を受験するようになります。つまり、今までより平均値が上がるため、偏差値が下がるというわけ。他にも、入試本番に向けて難易度も上がるというか、難関校向けの内容にシフトしたりするので、国語などは時間内に解ききれなくなっていたりしませんか?5~10ポイントも偏差値が下がってしまうお子さんも珍しくないようです

中学受験で夏期講習を受けることは無駄なのか

天王山と言われる6年生の夏。そもそも、みんな頑張っているのだから、偏差値が大きく上昇することは難しくなってきます。だけど、親御さんには夏期講習前の偏差値「50」と、夏期講習後の偏差値「50」は、全く価値が違うのだということに気が付いて欲しいのです。大丈夫。夏期講習でがんばった成果は確実に出ています。ちょっとくらい下がったって気にしない気にしない。どーんと構えていましょう。

偏差値降下で中学受験撤退を考えたご家庭の話

夏期講習明けの模試の結果を見て、受験を辞めることを決意したAちゃんのお母さま。

中学受験を邪魔するのは親の見栄

このご家庭の場合、Aちゃん自身は受験を嫌がってはいませんでした。でも、開業医の親御さんは受験を辞めようとしたのです。なぜなら、自分たちが思い描いている学校への進学は難しいと分かったからです。お医者さんのお嬢さんですから、周りからも当然難関校に入るだろうという目でみられています。迷惑な話です。でも、他人の噂話なんかに負けないで!ここで親が見栄を張る必要はありません

中学受験は誰のため?

そもそも中学受験をするのは子供の将来を考えてのこと。Aちゃんは塾に行くのが大好き。本人は第一志望校の合格を諦めていない。お母さまが塾に相談した結果、ここでの中受撤退は、子供にとって何のメリットも無いことに気が付いたそうです。「偏差値の高い学校=自分の子供にとって良い学校」ではありません。

中学受験では自分の力で合格を勝ち取る成功体験が大事

結局Aちゃんは、最後まであきらめずに戦いました。予想通り、親御さんが志望する学校へはご縁をいただけませんでした。それでも、自分の力で合格を勝ち取った学校へ6年間楽しそうに通い、大学受験では見事医学部へ合格されたそうです。良い学校に出会えて、成績も人としても大きく飛躍することができました。12歳の子供にとって受験という大きな山を越えた経験は、人生の財産になると思います。

中学受験の費用対効果

たまに見かけるんですよね。「偏差値50以下の学校には行く価値はない」とか語っている人。価値観はご家庭それぞれなので、そうお考えになるのはのは自由です。でも、控えめに言って「偏差値だけで判断するとかセンスなさすぎて可哀そう」ですよね。教育方針、施設、部活、附属・・・偏差値だけでは測れない良さが、私立中学にはあるのです子供が今後伸びていく、伸ばしてくれる学校を探すのって楽しくないですか?高い学費を払ってでも行く価値のある学校はたくさんあります。

それでも中学受験を撤退しますか?

今回は、「成績が下がったから中受を辞める」という点に絞ってお話をしています。この考え方の根底には、「自分の子供はもっとできるはず」という親御さんの期待と不安があるのだと思います。でも、ここで逃げても高校受験でリベンジできる保証はどこにもありません。高校受験には内申書という壁もあります。学力は入試当日まで伸び続けますし、過去問の相性もあります。偏差値だけで判断するのは非常にもったいないと思うのです。

まとめ

ここから先は偏差値なんて気にしない!と開き直ってみるのはどうでしょう。成績が上がろうが下がろうが、第一志望は動かさない。万が一に備え、通う可能性のある安全校を探しておくのが親としての役割ですね。どうかお子さんが幸せな人生を過ごせるように冷静に考えてあげてください。その結論が、中受撤退ならそれも良しです。

中学受験は「どこへ入学するかより、入学した学校でどんな6年間を過ごすのか」の方がはるかに大切になってきます。
ながー----い目で見て判断してください。

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