国語の成績を上げる~酷語からの脱出 男の子編~ – 戦う受験生と母のカンパネラ

【中学受験】国語の成績を上げる~酷語からの脱出 弟編~

中学受験
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中学受験、定期テストで国語が平均点以下のご家庭向けに書いたお話です。国語ってどうやったら成績を伸ばすことができるのか、私もさんざん検索しました。元々国語が得意科目だった姉のスランプ脱出の時と違い、弟の場合は根本的な対策が必要だと思ったからです。でもね、世の中には優秀層の体験記ばかりで、我が家の参考になるような例は見つかりませんでした。
なので今回は、国語の成績がひどすぎて悩んでいるご家庭向けに、我が家が実際にやっていたことを「4~5年生向け」と「6年生向け」に分けてお話していきたいと思います。

中学受験で心配なほど低偏差値な弟の国語のスペック

まずは弟君のスペックから。
・6年生の始めくらいまで
日能研カリテ評価:3~5 日能研偏差値:40前後
・読書は嫌いではない。
・文章を書くのは苦手というより面倒くさい。
・漢字を覚えるのは異常なほど苦手。(学習障害を疑って、小学校の担任に相談したくらい。)
・字は恐ろしく汚い。
・理論的でおしゃべりは割と上手。
・5年生までの4科のバランスは 算数>理科>社会>国語

いやぁ、成績優秀な方には異次元の話かと思いますが、評価「3」とか偏差値「32」とか本当に出るんですよw私も姉の時には見たことのない数字だったので、どうしたら良いのか頭を抱えていました。


中学受験に向けて4~5年生の間にやって良かった5つのこと

国語の偏差値を上げるために大事なのは語彙力

英語だって分からない単語が多いと、内容が頭に入ってきませんよね?日能研のサブテキスト『語句のたしなみ』(もしくは『中学受験用 完成語句文法 改訂新版 (日能研ブックス)』)を完璧に覚えることができれば怖いものなしなのですが、それができていれば悩みません。今は子供が親しみやすいイラストや漫画の本がたくさん出版されていますので、我が家では、これをコピーしトイレに貼るなどして覚えさせるというより語句に触れさせるようにしました。

中学受験でやっぱり漢字は肝心要

入試本番は1点が命取り。漢字から逃げていてはお話になりません。
まずは、毎週の漢字テストを大事にしました。時間のない親御さんも、漢字のテスト対策にだけは、是非、隣に座ってお付き合いしてあげてください。
漢字テストの得点率が上がる=小さな成功体験を積むことで、国語への苦手意識を無くしていきます。

国語の成績を上げるために漫画を読もう

読書嫌いのお子さんも、漫画なら少しハードルが下がります。特に少女漫画は、文章量も多く、物語文の感情を読み取るトレーニングになるので良いと言われています。日本の漫画はとても優秀で、漫画から色々な知識も得ることもできます。是非活用することをお勧めします。

中学受験する小学生に自信を持ってお勧めできる漫画

・『ガラスの仮面』演劇に全力で挑む少女の超人気大河ロマン。
・『ちはやふる』小倉百人一首競技かるたに挑む青春ストーリー。
・『のだめカンタービレ』カンタービレ(歌うように)。不思議少女のクラシック音楽コメディ。
・『SPY×FAMILY』互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ。
・『宇宙兄弟』幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄と弟。夢を実現させるために大切なこととは。
・『青のオーケストラ』音と音、心と心が繋がっていくアンサンブル青春ドラマ、開幕。
・『名探偵コナン』小さな探偵が大活躍の奇想天外本格探偵アクション。

破滅的に国語ができない子は映画を観よう

昔、私が通っていた塾の先生がおっしゃっていました。
「映画を1本観ると、本1冊分の物語を把握することになるから、たまには映画を観てリフレッシュすると良いよ。」
小説が映画化されることも多いので、内容を把握しておきたい気になる作品は映画で観ると時短になりますね。

国語の授業の内容を振り返る

授業のことをお子さんに聞いてみましょう。「今日はどんなお話だったの?」「登場人物は誰?」「何か面白いこと書いてあった?」つまり、授業で取り扱った文章の要約をさせるのです。だんだん脱線して、先生の面白い話とかになっていくんですが、それはそれで楽しく会話できれば良しとしましょう。国語力を鍛えるには、おしゃべりも大事です。

中学受験する4~5年生が国語の成績を上げるには

この5つの中で、最も重要なのは「漢字」です!
国語の成績を上げたかったら、どんなに忙しくても必ず漢字だけは面倒をみてあげてください。
★確認テスト 「丸付け」→「間違えた漢字を覚えなおし」→「再テスト」
これを前日までに最低1回。できればテスト当日にもう1回。
漢字をきちんと勉強する習慣をつけるだけで、語彙力・国語力は確実に上がります。
ちなみにですが、息子は書く作業が大嫌いなので、書いて覚えることを強制はしませんでした。
★見て覚える→テスト→怪しい漢字だけ大きく1~2回書かせる
普通のご家庭からみたら甘いと思われるでしょうが、継続して勉強することを優先するためには必要な選択でした。

中学受験に向けて6年生でやってよかった3つのこと

国語の偏差値を上げるのは短い問題文を定期的に解く

とにかく、たくさん演習させることを心がけました。
成績を上げるためには、本来塾のテキストを解きなおした方が効率的だと思います。
しかし、一度解いた国語の問題を解きなおすことって、成功体験の少ない低偏差値の子供には意味を見いだせないことが多いのです。解きなおしは無駄なことだと、なかなか真剣に取り組んでもらえません。
ですから、初見の短い問題文をコンスタントに解き、国語の基礎筋力を鍛えることに舵をきりました。
朝勉でサクッと解ける簡単な文章です。やらないよりやった方がましの精神です。
小学 基本トレーニング読解力1級:30日で完成 反復式+進級式 (受験研究社)』は丁度良い文章量だと思います。

9月以降になったら過去問を一緒に解く

これは、姉の時に特効薬となった手法です。
週に1回、曜日を決めて、私も息子と一緒に志望校の過去問を解きます。一緒に解いているので、丸付けのあとの解説も楽です。子供と一緒に勉強するって楽しいですし、何より子供も喜んで集中して解いてくれます。結果、国語の力が伸びます、親の。(笑)←これも大事

中学受験でやっぱり漢字は外せない

入試本番の前日まで、漢字のトレーニングは続けた方がよいです。自信を無くさないためにも絶対に必要な作業です。今日やったものが、明日の試験に出るかも知れません。

中学受験する6年生が国語の成績をあげるには

ご承知のとおり、国語はすぐに結果のでる科目ではありません。あきらめずに継続することが大事になってくると思います。
改めて明言しておきますが、息子は難関校を目指していませんし、実際に進学もしていません。
それでも、コツコツ積み上げていった結果、最終的には苦手な国語で偏差値60を超えることができました。
奇跡はおこせます。
低偏差値から抜け出せないご家庭は、まず今日から漢字を徹底的に!

もっと本格的なアドバイスはプロの先生方にお任せして、
忙しいお母様たちが家で出来るフォローの仕方を今回はご紹介してみました。
参考になりましたでしょうか。

☆こちらも読んでみてね!:『国語力UPの秘密兵器~小学生にお勧めの漫画~』

 

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