苦手科目に執着しない~算数の壁~ – 戦う受験生と母のカンパネラ

中学受験の苦手科目はいつ克服できるのか~算数の壁~

中学受験
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どのお子さんにも苦手な科目、気になる科目ってありますよね。娘は算数が苦手でした。日能研偏差値でいうと、48~55あたりをウロウロしていて、最後まで安定しませんでした。

中学受験に於いて算数は重要科目

中学受験に於いて、算数の出来が合否を分けると言っても過言ではありません。ですので、算数には多くの時間を割きました。過去問・漢字・メモリーチェック以外は、ほぼ算数をやっていたと記憶しています。
・基礎問題を徹底的に。
・テストの正答率50%以上の問題の解きなおし。
・毎日の計算練習をおろそかにしない。
・カリテ(育成テスト)や公開模試は捨て問を意識する。
等々、塾からのアドバイスを素直に実践していましたが、嫌いな教科ってなかなか伸びませんね。

算数N偏差値55の壁を超えられるのか

算数に苦手意識のある子供には、偏差値55の壁を超えることがどうしてもできません。これは、昨今の難関校が思考力を重視しており、初見の問題を時間内に考えさせるといった傾向にあるため、そのような作問となっているからだと思います。
娘も基礎問題は完璧に解けましたが、初見の応用問題になると急にできなくなっていました。
★応用問題でつまずく→★少し基礎まで戻る→★基礎はできる→★でも応用問題はできない→∴もうどうして良いか分からない・・・このループにハマっていました。
塾との面談で相談してみると、「ここまできれいに基礎問題をとれる子ってなかなか居ないんですよ。あとは引き出しが増えていけば、どんどん成績が上がると思います。」とのことでした。
今振り返ってみると、「地頭の限界ですね。」と遠回しに言われていたのかな?と(笑)


中学受験ではどのように算数を勉強すべきなのか

ちなみに、現在バイトで塾講師をやっている娘に、小学生に戻れるなら算数をどのように勉強するのがベストだと思うか聞いてみました。

①普段は塾のテキストを繰り返し演習する。
②夏休みなど時間に余裕がある時は、『算数ベストチェック』を余裕で解けるようにする。
③②ができるようになったら『ウイニングステップ』にすすむ。

ただ、やはり算数が苦手な子は『ウイニングステップ』になった途端に解けなくなるそうです。でも、ここで粘れないと成績を上げることはできないとのことです。
あんなに算数に苦戦していた娘ですが、「何であの頃は出来なかったのかなぁ?今なら私、開成でも桜蔭でも受かるよw」と豪語しています。今更だけど成長したなぁと、ほっこりしてしまう母です。

6年生後半は中学入試に向けて作戦を立てて

これは独自の見解となりますが、今となっては頭打ちの算数に時間を割くくらいなら、得意教科に時間をかければ良かったなと思っています。苦手科目に執着しない作戦も大事です。

<苦手科目に執着しない理由>
・中学受験は総合点で合否が決まり、科目による足切りをする学校はほとんどない。
・苦手科目をカバーできるくらいに、得意科目を伸ばした方が有利。
・好きな科目を勉強することは、親子共々負担が少ない。
・得意科目の成績が伸びることで、自己肯定感も増し、自信がつく。
・時間が足りなくなると、得意科目は対策が疎かになっていまい、後で痛い目を見る。

勘違いして欲しくないのは、苦手科目を放っておいて良いとか、諦めた方が良いとか言っている訳ではありません。勉強のウエイトの問題で、もちろん苦手科目も勉強はします。だいたいどこの塾でも5年生で一通りのカリキュラムは終わりますので、6年の夏休みくらいまでは苦手科目に時間をかけても良いと思います。6年の夏休み以降は、基礎問題ができていれば、その科目に執着しすぎないことも大切な判断じゃないかなと、今は思っています。
苦手科目に引きずられて、全体の成績が下がらないよう作戦を立ててくださいね。
努力だけでは超えられない壁にぶつかったら、別の道を探してゴールを目指すのもあり。

※得意科目は対策が疎かになっていまい、後で痛い目を見た話については、こちらをご覧ください。


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