同じ小学校に通う中学受験仲間。女の子はライバルとして意識しやすいですが、男の子は仲間意識の方が強いような気がします。今回は、同じ小学校に通う6年生の神童S君と、伸び悩みN君の実際にあったお話。
上位クラスの子は絶対にミスをしない
塾の上位クラスと中間クラスの子供たち、実は学力・能力自体に大きな差はないそうです。では、何故あんなに偏差値に差がでるのか。なぜなら、あの子たちは「うっかりミス」を絶対にしないのです。計算間違い、読み間違い、答えの写し間違い・・・凡ミスと言い訳しているうちは、上位クラスに上がれませんよ。上位クラスの子供たちが絶対にミスをしない根底には、やはり血のにじむような努力があります。
苦手科目から逃げない
同じクラスで席もずっと隣同士のS君とN君。ある時、N君はS君に聞いてみました。
ねぇ、算数の偏差値80以上あるんでしょ?いくら得意科目でも80はすご過ぎ!
冷静沈着で『SPY×FAMILY』のロイドさんのようなS君は、淡々と答えます。
算数は全然得意じゃないよ。寧ろ苦手だから、毎回テキストを5回以上は解きなおしてる。
5回?!5回以上も繰り返し解いてるの?
うん。N君は苦手科目ってある?
俺はこの前のテストで社会がヤバかった。
そっか、N君は社会が苦手なら僕の算数と同じようにテキスト5回以上繰り返し解いた方が良いかもね。
へー。
素直な子は成績が伸びる
S君の話を聞いたN君は、半信半疑で社会のテキストを5回解きなおして次のテストに挑んだそうです。すると、今まで平均点にも満たなかった社会で9割以上の点数をゲット。
まじかー!S君すげー!あいつの言う通りに勉強したらマジ点数伸びた!
とウキウキ。
この方法で勉強を続け、N君の社会の成績はぐんぐんあがりました。そして、ついに偏差値も40→70へ。素直に勉強のやり方を取り入れて実行したN君は素晴らしいと思います。
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勉強の仕方は人それぞれなので、テキストを5回以上解きなおす勉強法が全員に合う訳ではありません。しかし、試してみる価値はあると思います。意外な方法が、合っていることもあります。努力と結果が結びついてくるとやる気もアップしますよね。
子供同士のアドバイスの方が受け入れ易いのかもしれませんので、たまには周りの子から情報を集めてくるのも良いかもしれません。
ちなみにS君、社会は授業を聞いているだけで全て頭に入ってしまう神童だそうです。